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執筆者の写真Hidemi

人生とはとても不平等なものである

イランで起きた事件。


髪を覆うためのヒジャブの被り方が正しくなかったという理由で、警察に拘束され暴行を受け死亡したとされる若い女性。

(写真/記事は画像をクリック)


そんな話を6歳の息子と話していた時の会話がこちらのInstagramから。


こんな事件を聞くと、生まれた時点で人生とはとても不平等なものだと思う。


どの国で、どの両親のもとに生まれたかでスタート地点がめちゃくちゃマイナスの人もいれば、すごくプラスの人もいる。


最近読んだ本の中には、人はもともととても不平等であり、だからこそ「基本的人権」なんてものが生まれたと書いてあった。読みながら、確かにそうやな、、、と思った。人がもともと平等であれば「基本的人権」なんてものは必要がない。


息子たちとはよく、女というだけで酷い扱いを受ける国もあれば、食べ物がなくて死んでいく人たちもいる。


と話します。だから、日本やカナダに生まれた時点で、私たちはとても恵まれている。


そんなことを子どもたちに話しながら、私にはそんなことが恵まれているなんて、一生分からんだろうなと本当は思ってます。


私は食べ物がなくて死にそうになったことなんてなくて、女に生まれたからと言って殺されそうになったこともない。


「だからその有り難みは、本当は一生分からんのかもしれん。」


そのまんまの気持ちを、子どもたちに伝えています。


ただ、私にできることは、今起こっていることを子どもたちと一緒に考えていくことなんだと思う。


子どもたちが大人になった時、どんな世界に住みたいのか。どんな社会でありたいのか。そうやって一緒に考えていきたい。


女だからっていう理由で、不当に扱われるなんてありえんに決まっとるやろ(怒)。


って思っているけれど、まぁ私の価値観をそのまま子どもに与えることが果たして正しいのかとも思う。と思う一方で、教育とは一種の洗脳のようなものだなとも思う。


だからこそ、本当にこれは自分が信じたいことなのかどうか。って子どもたちに考えてほしいし、一緒に考えられる大人でありたい。ただそこで自分の価値観と違った時、私はとっても動揺するでしょう。


でもやっぱり、子どもが自分で考えて自分で選択して生きていくこと。何を良いと感じ、何を悪いと感じるのか。そこはやっぱり子ども自身が決める必要があるなと思う。


こんな悲しい事件を聞くと、私が見ている世界というのはなんと狭い世界なのだろうと思う。


今日もなんだかまとまりのないブログになってしまいましたが、いつもお読みいただきありがとうございます。


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