こんにちは。英語コーチ、ライフコーチのヒデミです。
最近「多様性」についてコーチ仲間とよく話す機会があり、カナダと日本を見ながら色々と考えることがあります。以前の「多様性」についての勉強会のブログはこちら。

最近、この本を読みました。

「多様性が日本を変える」
(本の購入はこちらから)
を読みながら「なぜ日本が多様性をなかなか受け入れられないのか」著者の鈴木雄二さんの経験や言葉がなんだかグサグサと響きました。
そもそも日本人は「日本人以外は外の人」と言う考えから「外国人」と言う考えが強い。
ちなみにカナダ人の夫も日本滞在中ははよく「外人」と呼ばれました。
本の中には、
「外国とはどこの国のこと?「外国人とは誰のこと?」
とあります。
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本から抜粋
日本人にとって、日本以外は全て外国です。
当たり前だと思うかもしれません。しかし「外国」という国は存在しません。アメリカがあり、中国があり、ドイツやイギリスやオーストラリア、あるのはひとつの異なる具体的な国です。
しかし、日本人は、「日本とそれ以外」という大雑把な区別をします。そういう区別をする限り、それぞれの国の個性は見えてきません。
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英語にも同じ言葉があり"foreigner"と言いますが、私の長いカナダ生活において、一度も使われたことはないし、私も使ったことはないです。
"foreigner"の言葉は、なんかどこか「疎外的」な感じがします。
じゃぁ英語ではどう表現するのだろうとカナダ人の夫に聞いたら、"foreigner"(外国人)という言葉を使う代わりに、
・immigrant(移民)
・international student(留学生)
・tourist(観光客)
・refugee(難民)
と具体的に表現するという話になりました。
日本人以外は「外の人」「外国人」という意識
だから、多様性がなかなか受け入れられない日本。
「外人」と言う言葉もまだまだ「外国人」に対して使われますが、ちょっと差別的に感じるという人もいるの、知ってました?
私、つい数年前まで知りませんでした。
なので私は意識して「外国人」にしてます。もしくは「外国から来た人」とか、ちょっとそっちの方が丁寧な感じはするかな。
この「外人」と言う言葉に差別的なニュアンスを感じるかどうかは、その人次第なのだけど、結局日本は「日本国内」でも「外の人」「内の人」みたいな意識が強い。
同調圧力、和を重んじる文化から、
自分と違う人は「外の人」
和を乱す人は「外の人」
みたいな感じになる。
そんな意識があると、一緒 (inclusion・包摂的)に良いものを生み出そうということができない。
もうこんなにグローバルになった時代に「多様性が日本を変える」の本の中にも書かれている通り、「多様性を受け入れていない国に未来はない」と感じます。
あれだけ最先端だった国日本が、もうこんなにも様々なことで遅れをとっている。。。
日本国内では気付きにくいけれど、日本の外から見た日本は、ありとあらゆる面で遅れをとっているのが一目瞭然です。
「多様性」を本気で取り入れていかないと、日本はこれからどんどんと衰退していく。
多様性って、外国とか海外とか、それだけじゃなくて、日本国内でもいろんな多様性がある。
まずは同じ日本人同士の多様性を認められる国になる。
そこからがスタートなのかもしれません。
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カナダからの育児日記〜自己肯定感を育てたい〜
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