”Japanese Accent 日本語訛り”
英語を話していると、どうしても出てくるのがアクセントと言われる日本語の訛り。英語コーチングのクライアントさんからも「訛りが強くてなかなか通じない」という相談を受けることもあります。
私個人的には「発音を綺麗に」と言うよりも「伝わる発音」に持っていくことが大前提。なので訛りがあるかどうかが問題なんじゃなくて、その訛りのせいで「伝わっていない」ことが問題。
ということで「どこまで日本語訛りを無くせばいいのか?」ということを私の見解から書いてみたいと思います。
まず、一つ言っておきたいのは人によって訛りをどこまで理解できるのかの基準が全然違うということ。
①ネイティブに理解してもらう
人にもよると思いますが、ネイティブスピーカーは割と日本語アクセントを理解しやすい傾向にあります。オンラインで英語を教えている先生なんかは特に日本人やアクセントのある英語にとても慣れているのでアクセントが強くても理解してくれる傾向が高いです。
なのでまずは「ネイティブスピーカーに理解してもらえる」まで訛りを減らす。
ということが大前提。
②ESLスッピーカーに理解してもらう
そして次は英語が第二ヶ国語であるESLスピーカーの人たちに分かってもらえること。意外にも海外に出たら英語が母国語でない人と話す機会がとても多いです。特に大きな都市になると様々な国の人が混ざり合って暮らしているため、英語が母国語でない人と話すこともとても多いのです。実は英語が第二ヶ国語同士って、アクセントに慣れていなかったりしてコミュニケーションがとりにくかったりします。
そこで第2の関門は「ESLの人にも分かってもらえるようになる」まで訛りを減らす。
ということ。
③ネイティブの発音に近づける
そして第3の関門は「ネイティブスピーカーと似た発音で話せるまで訛りを減らす」ということ。これができるようになるとコミュニケーションがとてもとりやすくなります。ただ、ここまで辿り着くには絶対に時間がかかるので毎日根気よく発音を向上していくしかありません。毎日口を動かすトレーニングが絶対条件となります。
最初から「ネイティブの発音」を目指さなくていいです。
毎日いろんな人と話していると「この人には伝わった」「この人には伝わらなかった」ということが出てくると思うのですが、その経験を繰り返しながら徐々に自分の訛りを減らしていけばOK。
私の英会話の大好きな先生がオーストラリア人とニュージーランド人とアメリカ人の先生。もう1年ほどこの3人のレッスンをとり続けています。
アメリカ人の先生はカナダと同じような発音なのでとても理解しやすいですが、オーストラリアとニュージーランドの先生の発音は最初慣れていなかったのでちょっと理解できないこともちらほら。でも1年以上話しているとアクセントに慣れてきてなんかコツが掴めてきます。
そして今日初めましてのイギリス人の先生と話したのですが、アクセントに慣れていたからかすごく理解できている自分がいました。数年前はイギリス英語は聞き取るのがとっても難しかった。
そして最後にイギリスの先生に、
"Hidemi, you have a soft Canadian accent. I love that!"
と言ってもらったのですが、私からしたら先生の英語にブリティッシュアクセントがあると思うんだけど、先生から見ると私がカナダ人のアクセントがあるって見える。
アメリカ人はカナダ人にアクセントがあると言い、カナダ人はアメリカ人にアクセントがあるという。
「結局訛りって、誰にでもあるもんやん」
と思うのが私でして、別に日本語の訛りがあったって全然いいと思います。カナダのトロントなんかは英語が話せなくても当たり前の場所なので訛りがあってもなんとも思われませんが、国によっては訛りがあると少し見下されるといった話も聞いたりはします。
それが嫌なら頑張って訛りを無くせばいいし、別にいいならそのまま日本語訛りで話しててもいいと思うんですよね。
大前提に訛りがあっても「伝わる」ということが大切。
「ちょっと日本語のアクセントがあるぐらいの方が人と違っていい」
と思う人もいるかもしれません。
「綺麗な発音じゃないと」とか「日本語訛りは恥ずかしい」とか余計な雑音は置いておいて「まずは正確に伝わるようになるまで訛りを減らす」ということが目標。
カナダ人の夫の職場では様々な人が働いていますが、フランス語の訛りやヒンドゥー語の訛りなど、そのままの訛りで働いている人がたくさんいます。でもとてもコミュニケーションが取れているし、かえってその訛りが「その人らしさ」を出しているように思います。
まずは「正確に伝わる」ことから意識してみてくださいね♪
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