この相談、今までに山ほどもらってきました。
英語育児の相談はペアレントトークでお受けしています。
●海外から帰国して日本に住み始めると子供の英語が少しずつ減っていった。
●おうち英語を一生懸命頑張ってきたのに、子供が幼稚園に行き始めたら一気に日本語になった。
●幼稚園までインターに通っていたから英語を話していたけど、小学校に上がると英語から一気に遠ざかり話せなくなった。
そして焦るママの気持ち、、、、、が痛いほどよく分かる。なぜならうちの長男も4歳手前まではカナダにいながらずっと日本語で育児してて(夫も日本語で話してた)、長男は日本語がペラペラだった。逆に英語はほとんどできなくて、カナダ人の義理の両親はなんとなく寂しそうだったけど、私は日本語と日本の文化を忘れてほしくなかったのでずっと日本語を維持してた。
それが幼稚園に入った途端に、約4週間で7割8割が家でも英語になっていき、どんどんと私も夫も伝わりやすい「英語」を話すようになり、そうするとどんどんと息子の日本語が出なくなっていった。。。涙
子供ってすごく環境に順応する力を持っている。
だから子供達が住む環境、国の言語をピックアップする力はとてつもなく優れてる。
私は言語は子供でも大人でも「自分で選ぶもの」と思っています。誰かに強制されたりして話すものではない。だから言語を押し付け始めると子供はどんどんと嫌になっていく。。。
言語習得って長距離マラソンみたいなものだから、やっぱり長い目で見た時に一番大切になってくるのは子供達の「英語って楽しいな」「英語でお話ししたいな」という気持ちなんだと思う。ずっとインターに通ってたり、ずっと英語圏の海外で暮らしているということならまたちょっと話は別だけど。
言語を押し付けすぎて嫌いになられると、強制されて無理やり食べさせられたものが大人になっても食べられないように、子供はきっと英語嫌いで育つ。
今は我が家では週に2回の日本語レッスンを取っていて、子供たちはまた日本語で話す楽しさというものを感じている気がする。そして今まで英語ばかり見ていたテレビも日本語を自らチョイスするようになった。
日本語レッスンを入れることによって、なんだか私の「日本語で話さなきゃ!」というプレッシャーが半減し、私まで楽しく子供達と日本語で話せるようになった。そしてついつい英語で話してしまう自分を責める回数が激減した。そうすると私も子供も無理がないから、日本語がどんどんと増えていって、日本語レッスンを初めて半年ぐらいかな、今では兄弟で日本語を話すようにまでなった。
子供の言語習得はやっぱり、焦らず楽しく長く、が一番かなと思う。その方法は家庭それぞれ。そしていつも思うことだけど、本当に大切なものは「目に見えない」ということ。
Comentarios