こんにちは。
英語コーチのヒデミです。
カナダで生活していると、本当に様々な人種に出会います。
でも、子供のヒーローものなどを見ていると、
ヒーローは白人で、
プリンセスも白人ばかり
これを変えていきたいと、カナダでは子供たちのヒーロージャンルにも多様性(ダイバーシティ/Diversity)を取り入れていこうという動きになっています。
昔に比べるとヒーローの中にも多様性が見られるように確実に変化してきている。でもまだまだ変化できる。
1966年に黒人初のスーパーヒーローが登場します。
私たちって、知らない間に「見えるもの」に影響されています。
それは本当に無意識の部分。
CBCの記事によると、
1991年から2005年までに作られた人気のコミックブックの中の23,243のキャラクターを調べたところ、
・86%の登場人物が白人
・白人以外のRacial Minority(人種のマイノリティー)はコミックブックに登場するモンスターの数よりも少ない
という調査結果が出ています。
だから2005年までの調査ではスーパーヒーローのジャンルのものはほとんど白人をメインに作られていて、そのほかの人種を目にすることがほとんどないということになります。
視覚って、知らないうちに大きな影響を私たちに与えていて、例えばアジア人の男の子が白人がメインで作られているヒーローものばかりを見ていると、無意識のうちに「僕はヒーローにはなれない」と思ったりするということになります。
アメリカには黒人の男性教師というのは3%にも満たず、これって100人先生がいたら、たったの3人しかいないことになる。
黒人の男性教師をリクルートしているLarry Irvin、はTED Talkの中でこう言っています。
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黒人の男性教師であることはスーパーヒーローなんだ。
小学校3年、4年、5年の中に黒人の男性教師が一人いるだけで、低所得の黒人の男の子の高校のドロップアウト率を40パーセントまで引き下げることができる。想像して欲しい。これが二人いたらどうだろう。子供は見たものでできている。子供たちには「確信」が必要なんだ。だから僕は鏡になってそれを提供している。だからBrothers Empowered to Teachでは男性の黒人教師をリクルートしているんだ。
Being a Black male teachers is becoming a superhero.
Just one Black male teacher in third, fourth or fifth grade for a low-income Black boy, substantially reduces his chances of dropping out of high school by almost 40 percent. Let that sink in. Just imagine if you had two. And that's what I do. Kids are what they see. They need that affirmation. So I provide the mirror. We provide the mirror. At Brothers Empowered to Teach, we recruit Black male teachers.
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オバマ大統領がアメリカ初の黒人大統領になったり、
カマラハリスさんがアメリカ初の女性副大統領になったりすることって、すごく子供達にとって可能性を広げてくれています。
日本はいまだに女性の首相はいないけれど、いつかそんな日がくるといいなと思う。
これって「英語を話す」ということにも関連していると思うのです。
英語を話す人は「西洋の人」という無意識の思い込みを持った子供達が日本にはたくさんいる。そうするとアジア人として自分が「英語を話す」という確信が見えづらい。
知識の少ない子になると、英語を話す人を「アメリカ人」だと思い込んでいる子もいます。
英語を話す人はアメリカ人。
西洋の人しか英語を話さない。
というような無意識のうちに出来上がった思い込み。
だから私が「英語を話す」ことって、子供たちの「英語を話す」というセルフイメージの確立にもなっている気がするのです。
「私たちは見るものでできている」
ヒーローの中にも多様性を。
いつか、アジア人のスーパーヒーローが欧米でも普通になる。
そんな日が来たら嬉しいです。
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