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執筆者の写真Hidemi

多様性 同性愛





私が「同性愛」というものについて真剣に考えたのはカナダに語学留学していたときでした。19歳とか20歳の頃。もう17年ほど前のことです。語学学校で「同性同士の結婚」"Same-sex marriage"というものについて考え、エッセイを書くという宿題がありました。


正直それまで「同性愛」について考えたことなんて全くなくて「同性愛」について自分が持った価値観やアイデアは、完全に「私以外の人の影響」によって作られたものでした。人の意見を、自分で咀嚼することなく、そのまま受け取っていた。


語学学校でのお題は確か「同性愛者同士の結婚」だったと思います。そこでPros and Cons(賛成か反対か)に分かれ意見を考えたのですが、自分が賛成か反対かさえも、最初はすぐに分かりませんでした。


クラスメートの中にはすぐに「反対」の意思を示す人もいたけれど、その時先生に"Why?"と聞かれ、英語力の問題もあったかもしれないけど、すぐに答えられる人はいませんでした。


そして私自身も考えてみたのだけど、考えてみて初めて「賛成」という意見を述べるよりも「反対」の理由が見つからなかったのです。


愛するもの同士が一緒にいたいだけのに、そこにダメな理由が見つからない。





カナダでは同性愛者の結婚もでき、そして子供を養子にもらうこともできます。

お父さんが二人いる家庭もあるし、お母さんが二人いる家庭もある。




自分で自分の意見を作る。


私たちの価値観や信念は、生きてきた人生の中での「経験」で作られている。そして大人になってからそれを見直す機会って本当に少ないと思うのです。



幸せや家族の形は本当にそれぞれ。



英語を学ぶことによって、自分の価値観を見直すことができた。


だから英語って、自分の世界を広げてくれるのだと思う。


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