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綺麗な発音なんて存在しない

執筆者の写真: HidemiHidemi

英語を話す上で、本当にネックとなるのが「発音」。





英語には日本語にはない音がたくさん存在するから、その音を出せるようになるまで結構苦労します。


そしてよく「綺麗な発音を手に入れる」って言われるけど、そもそも「綺麗な発音」ってなんなんだろう?


ちなみに当スクールの「英語コーチングプログラム」の説明にも"「伝わる」「綺麗な発音」を手に入れる!"って書いてるんだけど、自分で書きながら「この表現で良いのだろうか?」って思ってる自分がいます。


って言うのも、「綺麗な発音」の定義なんて、本当に人それぞれで、ネイティブスピーカー同士でも、


アメリカの人は、アメリカの発音が綺麗だ!


イギリスの人は、イギリスの発音が一番綺麗だ!


いやいや、オーストラリアの発音だろっ!


何言ってんだカナダだ!


って、意見が違うと思うし。



Beauty is in the eye of the beholder.


「綺麗な発音」があるとすれば、それはきっとあなたの中にあるのかも。



自分の中で曖昧な「綺麗な発音」を意識しまくっていた過去の私のベクトルは完全に→自分←に向いていて、


「私」がちゃんと話したいから。

「私」のことをちゃんと聞いて欲しいから。

「私」が恥ずかしくないように。


完璧にこんな状態。


そのベクトルをちょっと相手に向けて、発音を良くしたいのは、


「相手」がちゃんと理解しやすいように

「相手」が聞き取りやすいように


と、相手のことを思って「発音」を頑張ってみると、ちょっと頑張れた気がします。




人とのコミュニケーションは「相手」がいないとできない。



結局私の中で「綺麗な発音」があるとすれば、「相手に伝わりやすい発音」と言うところに落ち着きます。



そして、綺麗な発音だけしてれば「相手に想いが伝わるのか」と言われると、そうじゃなくて、本当に不思議なことに、



表面だけ綺麗に整えても、伝わらない時は伝わらない。


逆に、


どんなに文法がダメでも、発音が聞き取りにくくても、伝わるものがある。



これは私が長年カナダに住んでいて心から感じること。


だから、私はネイティブスピーカーのように話せなくてもいいんだなって心から思ってるんだと思います。


昔、日本語訛りの発音を気にしていたとき夫から、



Mark: ヒデミから日本語のアクセントが無くなっちゃったら問題だね笑。



って言われたことがあるのだけど、今ならなんとなくそれがわかります。



いまだに私にも少しのアクセントはある。


ただ、それも私で、それが私。


そこが完全になくなってしまうって、もはや私じゃなくなってしまう感覚!


もはやそこが私のチャームポイント笑!


カナダは移民の国。

それぞれ違う人種の人たちが、

自分の英語のアクセントと仲良くしながらこのカナダという国で生活している姿を見て、


私はネイティブみたいな英語を話す人よりも、


自分のアクセントと仲良くしながら生きている彼らの方に憧れる。


そこにはきっと、自分の言語や文化を大切にしている人たちの背景を勝手に感じ取っている自分がいるから。


結局私は「自分らしく」生きている人に憧れている。


ネイティブみたいに話すんじゃなくて「あなたらしく話す」


綺麗な発音じゃなくて「あなたの思いが相手に伝わる」発音を手に入れる。


私はここを大切にしながらずっと英語コーチとしてクライアントさんの発音をサポートしたいです。


 

英語コーチング / ライフコーチング 

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