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許す力

  • 執筆者の写真: Hidemi
    Hidemi
  • 2022年12月12日
  • 読了時間: 3分

「許そうとすればするほど許せない」


「許す」ってそんなに簡単でシンプルじゃない。


カナダ時間の昨晩は、トラストコーチング/マザーズコーチングに属するコーチたちの学びばトラストイーカレッジでした。(Trust E-College)




私には過去に2回人を許せたなという実感があって、一つ目は結婚してまだ日本にいた時。「許せない」「もう傷つきたくない」という思いが大きかったのだと思います。


その時姉に、


「生きていくって、背中にたくさん大切なものを背負っていくっていうことなんだよ。要らない物は降ろしなさい」


と言われて思い切って降ろせたのだと思います。あの時降ろせていなかったら、私はまだきっと許せていなかったと思う。それから、私のエネルギーは「許せない」というその人間関係をほぼ思い出さなくなり、ふっと身体が軽くなったのを今でも覚えています。あの時私は決して「許そう」とはしなかった。ただそっとその人間関係を背中から降ろした。私の人生からその人間関係にさよならした。ただそれだけだったと思います。


そして2回目はトラストコーチングを受けてから。トラストコーチングには「許す」というテーマがあります。ただここは決して「その人を許しましょう」ということではありません。「許しましょう」なんてコーチが言うことほど、おこがましいことはないと思う。


私がトラストコーチングを受けて「自分がその人を許せていない」ということにさえ今まで気づいていなかったということが一番大きな気づきで、そこからなんか怒りのような悲しみのような感情がどっと3ヶ月ぐらい押し寄せてきました。ただ「許そう」とはしなかった。逆に、とことん嫌ってみました。結局「許せない」って気づけていなかったのは、自分の感情に蓋をしていたからだと思う。


とことん嫌って、とことん泣いたら、なんかどうでも良くなった。


「その人を嫌うことで、自分のことを嫌いになってしまうんじゃないか」


その恐怖の方が大きかったのかな。でも思いっきり嫌うことを自分に許可してあげたら、嫌いじゃなくなった。というか、嫌いとか好きとか、どうでも良くなった。


「許せない人がいる」


ここに、良いとか、悪いとかは一切なくて、私たちは透明な出来事に自分のフィルターの色をかけて見ている。


別に、許せなくても良いよね。許さないことがエネルギーになる人もいる。


大切なのは「今の自分が進めているか」ただそれだけ。相手のために許そうなんてしなくていい。自分のために許す方がいい。


「許さない」と決めたなら、「許さない」と決めた自分と仲良く生きていく。その方が断然いい。人を変えられないように、自分だって変えられない時がある。


「許せない自分」


こんな自分を許してあげて、仲良く生きていく方が、断然いい。


昨日の講座は、今までの過去の体験のパズルのピースがすっとハマっていくような、そんな講座でした。


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