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  • 執筆者の写真Hidemi

不妊治療と自尊心


こんにちは。英語コーチ、ライフコーチのヒデミです。



2008年に結婚してから、長男を授かるまで私は不妊治療をしていました。


最初はタイミング治療から始まり、すぐにできるだろうと思っていたけど全然できない。


1年、1年と時は経過していって、その間にも周りの知り合いは結婚、出産していく。時間が経過するにつれて私の心は本当にズタズタになっていくようでした。


「子どもは?」「つくらないの?」


そんな言葉にとにかく心がえぐられるようで、そんな言葉を言われた時には家に帰って涙が止まらない。そんな日が続くようになります。



自尊心


今までは、自分が頑張ればある程度のことは努力してやってこれた。でも、不妊治療ばかりは努力してもどうにもならない。自分の力ではどうしようもできないことを、不妊治療という現実に痛感させられる日々。


子どもができない。


母親になりたいのになれない、夫を父親にしてあげたいのにできない。両親には孫の顔を見せてあげられない。


とにかくあの頃は人生のどん底のような気がしていました。


自分の自己肯定感なんかほとんどなくて、自尊心がない。


「子どもを産めない私は意味がない」


というような気持ちと闘う日々でした。



自分で自分を傷つける日々


妊婦さんを見ると苦しくなる。

妊娠報告が喜べない。

結婚の報告が恐怖になる。

「子どもは?」の言葉は心をナイフで刺された気持ちになる。


あの時は、本当に自分で自分を傷つけていた。



夫の言葉


ほぼ毎日泣いていた日々に、


「ぼくは子どもが欲しくてヒデミと結婚したわけじゃない」


と言ってくれる夫だけが心の支えでした。


この時に、人は苦しい時に支えてくれる人間関係がいかに大切かを実感します。



不妊の原因


ずっと不妊理由が分からないままだったのですが、3つ目の病院で卵管造影検査をした際、初めてその先生は造影剤が入ったままの身体を立った状態にして撮影してくれました。卵管内にある造影剤が重力で下に下がって写るはずなのにそうなっていない。ということから、卵管が癒着しているのではないかと判明しました。


そしてその癒着は中学生の時に盲腸をこじらせ開腹手術をした際にできた癒着でした。お腹の右下の傷は約7センチ。あと1日遅かったら死んでいたと言われ、かなり危ない状態だったようで、大きな開腹手術となりました。今は癒着を防ぐことが可能なようですが、きっと当時はそこまで医療が発達していなかったのだと思います。卵管は癒着し、子宮と膀胱も癒着してくっついている状態だったようです。


その癒着を取り除く手術を腹腔鏡手術で行い、数ヶ月後にすぐに妊娠します。

でもその妊娠は流産に終わり、そしてその次の妊娠も流産します。


天国から地獄に落ちていくような感情でしたが、なんとか3回目の妊娠で長男が産まれます。







あの時の私に


あの頃はコーチングなんて学んでいなくて、自分とのコミュニケーションもボロボロでした。長男が産まれたのは約8年前。かなり昔のことになりますが、今思い出しても苦しくなります。「今の私から、あの時の自分になんて声をかけてあげよう?」って考えても、あの時の私は多くの言葉をシャットダウンしていたと思います。


ただ一つ、私が伝えてあげれれるなら「どんな感情が出てきてもいいんだよ」って伝えてあげたい。


友達の結婚や妊娠が、全然喜べず、醜い気持ちが出てくるたびに「こんな自分は最低だ」と思ったりして、自分を傷つけていた当時。


どんな感情が出てきても大丈夫


あの頃の私がそう知って、自分を傷めつけるのをやめていたら、もう少し楽に生きていたかもしれない。


今となっては戻ることはできませんが、今の私はあの頃の私を思いっきり抱きしめてあげたいなと思うし、あの頃があったからこそ今こうやって自分自身とのコミュニケーションを学んでいられるのかもしれません。



・自分とどんな関係を築き上げていきたいか


・自分とどんなコミュニケーションをとっているか


・夫とどんなパートナーシップを築いていきたいか



不妊の期間を通して、私の自尊心は本当にズタズタだったけど、今振り返ってみると本当に自分や大切な人とのコミュニケーションが大切な時期だったなと気づきます。




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カナダからの育児日記〜自己肯定感を育てたい〜


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